心臓病入院患者における複合リハビリテーションの現状と有効性についての調査研究
心臓病入院患者における複合リハビリテーションの現状と有効性についての調査研究
対象者及び対象期間、過去の研究課題名と研究責任者
新潟南病院に2019年1月1日から2021年12月31日に入院した患者さんのうち、心血管疾患の治療を行われた方、リハビリを実施された方を対象とします。
概要
心臓病による入院患者さんには、心臓病以外のさまざまな疾患を有する方がおり、そうした方へのリハビリには、併存症に十分配慮した複合的なリハビリが必要です。しかし、併存症がリハビリに及ぼす影響、リハビリの有効性については正確なデータはありません。この研究は、リハビリを必要とする患者さんの多い新潟南病院において、心臓病患者さんを対象として、併存症の有無をはじめとした診療データをもとに、疾患に関わる特徴や、リハビリの有効性の検証を目的とした調査研究です。またこの研究は、厚生労働科学研究「循環器病に対する複合リハビリテーションを含むリハビリテーションの現状と課題の明確化のための研究」のひとつとして実施されるものです。
研究の目的・意義
この研究の成果により、複合的なリハビリを必要とする患者さんの病像が明らかになり、合併症・併存疾患を有する心臓病患者さんの生活の質の向上や悪化予防につながること、さらに、入院中から退院した後につながる切れ目のない複合リハビリの普及、診療の在り方についての提言の策定に寄与できることが期待されます。
研究期間
2022年8月22日から2024年3月31日まで
情報の利用目的及び利用方法(他の機関へ提供される場合はその方法を含む。)
個人を特定できない形で、新潟南病院から新潟大学に情報が提供され、心血管疾患患者さんのリハビリに関連する医学的な特徴や、リハビリの効果を解析します。研究の成果は、学会や専門誌などの発表に使用される場合がありますが、個人が特定できるような情報が公表されることはありません。なお情報の使用停止の求めがあった場合には情報を使用しません。
利用または提供する情報の項目
入院中の疾病や検査(血液検査、生理検査、画像検査など)、リハビリを含んだ治療に関する既存の診療記録のデータを利用します。
利用する者の範囲
新潟大学 循環器内科 客員研究員 小幡裕明
新潟大学 循環器内科 医員 石塚光夫
試料・情報の管理について責任を有する者
新潟大学医歯学総合病院 循環器内科
教授 猪又孝元
問い合わせ先
新潟大学医歯学総合病院 循環器内科
猪又 孝元
TEL:025-227-2185(代表)
E-mail:inotaka@med.niigata-u.ac.jp